元リク男子のゆるーい日常

元リクルートな25歳のてきとーなブログです

アトラス山脈と中学受験|モロッコ4日目

ただいま転職までのギャップを活用して西の方に旅に来ております。

今日はモロッコ4日目。

旧市街の市場で有名なマラケシュを発って、アトラス山脈を越えサハラ砂漠に向かっているところです。

 

道中はずっと車移動で道も荒れてて本も読めず、とにかく暇なので寝るか相方と喋ってるかなのですが、

ちょうど「アトラス山脈って中学受験でやんなかったっけ?」という話からいろいろと膨らんだのでその話をば。

 

アトラス山脈はアフリカ大陸の北西部に連なる山脈で、西側の大西洋からくる大気がこの山脈にぶつかることで、山を越えるころにはカラッカラになっちゃう(フェーン現象でしたっけ)のがサハラ砂漠を作っています。

 

ぼくも相方も中学受験経験者なので、あーあのとき覚えた知識がこんなところでいかされるのか。などと感動していたのですが、そこで先日コンサル専門の転職エージェントに言われた話を思い出しました。

 

「大学が東大か早慶かはあんまり関係なくて、中学受験で名のある学校に行っているかのほうが地頭の良さとの相関が高いんです」ということらしいんです。

 

たしかに、ぼくも相方も実は全国トップクラスの超進学校出身ですが、だから地頭がいいかといわれるとピンと来ません。

 

それに先述したアトラス山脈やらフェーン現象やらも、思い返せば結構詰め込み型の暗記教育だったのでどちらかというと記憶力な感じもするし、いわゆる論理的思考力をさす地頭とも違う気がします。

 

ただ、実は超進学校にもひたすら暗記力を問うような学校があれば、ほとんど記述で論理的思考力を問う学校もあり、それは如実に校風と関係しています。

 

ぼくが受けていた麻布や栄光学園は基本的に超長文問題と言われる形式で単語だけを問うものはほとんどありませんでした。(大体そういう学校はゆるくて自由な雰囲気の学校が多いです。)

 

 

VUCAな社会で答えのない問いに立ち向かわなければならないと言われて久しいですが、こういう記憶力や論理的思考力だけでは「問いから正解を導く力」は磨かれても「自ら問いを設定し正解を創造する力」は身につきません。そこには、アートだったりリベラルアーツだったり遊びが重要だよねという世界的な潮流があります。

 

仮にこれから活躍する世代に必要なのが「自ら問いを設定し正解を創造する力」だとすれば、貴重な小学生を勉強に捧げ、東大進学率などで優劣がつけられている昨今の超進学校に合格することが「正解」なのか。

実は、もっと自然の中で友達と遊んでいたほうが、将来的にVUCAな世の中で楽しく生き抜く力が身につくのでは?

 

この問いにも答えはありませんが、そんなことを考えた、アトラス山脈での車中でした。